軍艦島日帰り旅行。
先週末、廃墟好きのメッカ、長崎の軍艦島へと日帰り旅行に行って参りました。
その直前に台風4号が九州に接近しており、悪天候による直前のツアー中止もあり得たのですが、有難いことにこの台風4号、九州に近付く前にあっさりと熱帯性低気圧へと変わり、当日は暑くもなく雨も降らない絶好の観光日和に恵まれました。
長崎は同じ九州圏内、どうして今まで軍艦島ぐらいまで足を延ばさなかったのだろう、と今更ながら首を捻っていますが、運よく格安の日帰りツアーがあったので、思いきって楽しんでみることにしました。
長崎の街並みです。
坂道だらけの素敵な街で、あちこちに階段がずらりと並び、急な斜面の遥か上までずらりと家が並んでいる景色は何だかジブリチック。
今回の軍艦島ツアーとは別に、またゆっくり一人で心行くまで歩きまわってみたいと思える私好みの素敵な街でした。
お昼御飯。
早朝の集合で、長崎に着いたのは昼前なのですが、 長崎を一望できるホテルで昼食をとり、それから軍艦島に乗り込むというツアーの計らいです。
長崎和牛と蒸しアワビが中々の美味。この後の海鮮鍋の絶品でした。
クルーザーから撮った軍艦島です。
正式名称は端島ですが、横から見たシルエットが軍艦に似ているので、軍艦島と呼ばれているそうです。
上陸してみると、期待通りの素敵な廃墟。
この、人工物が自然物に浸食されていく構図というのが大好きだったりします。
ベルトコンベアー跡、それから学校の体育館跡です。
ぐちゃぐちゃに崩落するのではなく、昔の形を偲ばせる面影が残っているというのが素敵ですね。
この軍艦島、世界遺産への申請中だそうですが、大きな台風などに見舞われたら、完全に壊れてしまうかもしれない部分も沢山あるそうです。
勿体無いので、できるだけ長く残って欲しいですね。
軍艦島の風景は幾度も写真なので目にしたのですが、この草木に侵されていく様を間近で見ることができるのは、やっぱり現地だけの特権ですよね。
本当は、崩れた建物の中に入って、思う存分に散策して廻りたいところですが、当然の話、どこの建物も崩落の危険が高く、周囲の安全なルートから眺めることしかできませんでした。
でも、こんな吹き抜けになった建物をみると、入ってみたくなるのが性というものですw
長年行きたかった軍艦島を楽しめて、大満足の一日でした。
ただ、やっぱりツアーで周るというのは今一性に合わなかったので、また今度ゆっくりした時に長崎中を観光して、それから軍艦島も気ままに見て回ればな、などと思っています。
手持ちのデジカメで適当にシャッターを切って撮った写真ですが、余りに下手糞なものばかりだったので、もう少しちゃんとしたカメラを用意して、立ち入れない遠景の様子も撮ることができたらなー、などとも考えています。
ツアーの帰りの休憩地点で寄ったカステラセンターの、チーズカステラとブルーベリーカステラをもふもふと食べながら、次の旅行の予定を考えています。
次に遠出するのは、やっぱり夏のアレでしょうか?