骨董スピーカーと部屋の模様替え。
数年前からずっと気にかかっていたのですが、我が家の倉庫の奥では大きな古いスピーカーがずっと放置されていました。
話を聞くと、どうやら母が私を産む前に買ったものらしく、結構な年代物ではありますが、まだ十分に使えるだろうとのこと。でも一つ16kgという重量のため取り扱いが面倒になり、捨てることすら億劫で、その頑丈な外殻を生かして、ずっと棚の足などに使われていたとのこと。でも、物はいいと自慢げな母でした。
元来、古いものは大好きな私です。倉庫の奥で外装がボロボロになりながらも鎮座するそのスピーカーにそそられるものがあり、使えるのなら使ってみようと発掘してみることにしました。
それにしても、一つ16kg、二つで32kgのがっちりしたスピーカーを倉庫から部屋までそれなりに骨が折れました。
薄汚れていたのを磨いて、型番を見ると、
Pioneer S-X50
調べてみると、1980年の発売で、当時の価格は一台が29,800円。それなりに値が張った品のようです。
外装は白い引っ掻き傷のようなものが無数にできて、酷くボロボロになっていますが、経年劣化ではなく、表面の樹脂が元々傷つきやすい品のようです。
兎に角綺麗にして、コーンを掃除機で吸って、アンプに繋いでみました。
曲目は、「魔法使いの夜サウンドトラック」から、「絢爛/finality」です。
聞き比べてみると、年代ものにも関わらず、明らかにこのS‐X50の方が音がいい!
いえ、今まで使っていたスピーカーが中高生の頃に買ったコンポの付属品で、話にならない安物だったというだけの話なのですが。
私はオーディオオタクではないので、高音域がどうとか、重低音がどうとか、難しいことは分かりません。でも、そんな素人の私にの耳にも明瞭に分かる音の違いです。
早速今まで使っていたスピーカーと交換して机上に配置……しようと思ったのですが、今まで使ってスピーカーとは大きさが比べ物にならず、今まで机上に本棚を置いてその中にスピーカーを入れていたのですが、そんな真似は到底出来そうにありません。
頑丈な金属フレームのスピーカーの上に本棚を横倒しに置いて、空いたスペースにディスプレイを納めることにしてみます。
……うーん、どうにも格好悪い。でも、個人的に部屋の配置は使い勝手の良さが一番、見栄えは二の次がモットーです。何より、もう一度重たい本棚やスピーカーを動かすのは面倒なので、これで良しということにしてしまいました。
横倒しで配置した本棚の上に、部屋に転がっていたどうにも使い道のない怪しい品々などを並べてみたのは御愛嬌です。
後ろに貼ってあったモディリアーニの素描は結構気に入っていたので、下半分が隠れてしまったのはさびしいところですね。
ミーハーではありますが、最近話題の動画、『鉄拳パラパラマンガ「振り子」』が非常に気に入り、使用曲の繋がりから、MUSEのアルバムを何枚か買ってみたのですが、これがとても私好みで、同じく最近買ったDragibusのアルバムと共に、この年代もののスピーカーでヘビーローテーをしています。
ついでに、最近の庭と盆栽モドキの様子を。
スズメガの幼虫達も無事蛹になったのか姿を消し、ムベ(アケビ)がぷっくりと可愛い紫色の果実をつけています。小学生頃に食べたムベ(アケビ)の種をばら蒔いたら生えてきたという、長い付き合いのムベの木ですが、今年は例年になく多くの実をつけているようで収穫が楽しみです。
農業祭で買った、槇の節に同じく農業祭で100円で叩き売られていた岩松を植えこんでみました。保水性は良いのですが、排水性が気になります。
ラピュタ兵のポットにも、岩松の小苗を埋め込んでみました。前は銀杏の小苗を植えていましたが、どう考えてもこの先成長に難があるので、別の鉢に移し替えです。
こう見ると、なんだかナウシカの腐海の植物のような趣がありますね。
石付けした岩松の小苗達。紅葉の季節です。穴を広げて埋めなおしたり、色々苦心をしています。上手く生育して欲しいものです。
ではでは、次は最近のめりこんでいる球体関節人形作りの話題などを。