米一粒仏七体

個人的備忘録です

イチョウをいじめてみたり。

 たまの道楽でやってる、0円盆栽もどきですが、家の庭に素材にできる実生が大量にあるのを発見いたしました。

 去年の秋に父が公園で拾ってきた銀杏です。

 選別の途中で捨てられたり、余ったりした銀杏が庭の端や堆肥の中で大量に芽ぶいていて、折角ですので曲つけの実験練習に使わせてもらうことにしました。

 まずは、一番スタンダードな針金かけ。盆栽といえば、剪定と針金かけというイメージも強いのではないでしょうか? と言っても専用の針金もなく、目指す樹形もないので、とりあえずまっすぐ伸びていた木を地に這わすように曲げつけてみました。

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 成長期だからでしょうか? 針金で曲げつけて数日で先端が上を向いて伸びはじめ、裏返っていた葉も日光方向へ反転しています。まだ幹が青く針金を外すとすぐ元に戻ってしまうので、当分は固定が必要でしょうか?

 次いで、編みこみ。丁度成長が同じぐらいの二本の苗が自生していたので、ロンギヌスの槍をイメージして、大雑把に寄り合わせてみました。パキラのようにはいきませんが、まだ幼苗で茎が柔らかいので、依り合わせて葉柄を互いにかませるだけで、とりあえず形ににはなってくれました。

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 特に固定はしてないので、何かの拍子でぴよんと外れるかもしれませんが、その時はその時ということで。

 それから、網伏せ。

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 すくすくと真っ直ぐ元気に伸びている小苗達ですが、これに強引に網をかぶせて固定してしまいます。

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 これでもう、この苗達はまっすぐ上には伸びることができず、網の下を這うようにぐねぐねと伸びることになります。

 普通にまっすぐ育ててあげればいいところを、どれもこれも奇形に変形させてしまいましたが、そもそも雑草同様にむしられるか、堆肥の中で腐っていくしか無かった銀杏達なので、生かして肥料をあげてるだけで有り難いと思って貰いましょう。

 盆栽の曲つけは、あまり仰々しく曲げすぎるのも下品とされてますが、私自身性格の曲がった人間ですので、どうも真っ直ぐ育ってるものよりおかしな形をしてるものの方が面白みを感じます。

 網を外すのは9月頃ということですが、面白い形で曲がってくれるでしょうか?

 

 おまけ。

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 田舎の井戸の周りに生えてたコケパック。

 底に砂利土を敷いて、水をこまめに与えてます。繁殖に成功すれば、他の盆栽の表土に植え付けてみます。

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 ドクダミ茶。庭がドクダミに侵食されていたので、大量に刈り取って健康食品ドクダミ茶にすることに。もうすぐ梅雨がくるので、その前に乾いて欲しいのですが。