米一粒仏七体

個人的備忘録です

カメムシ料理!

カメムシは食べられるらしい、という話は前々から聞いていたところです。
タガメなどは東南アジアでよく食べられていますし、陸棲カメムシもそれなりに食することができるとのこと。
昔タイに旅行に行った時の最大の心残りが昆虫料理を食べなかったことなのですが、近年我が家の庭のピーマンにカメムシが大量発生するようになったので、
@nifty:デイリーポータルZ:カメムシはパクチーの代わりになるか
こんな記事を見つけたこともあり、駆除ついでに美味しく食してやろうと一念発起致しました。



我が家の庭のピーマンにびっしりついているカメムシ。
ナス科植物が好みなのかと思いましたが、トマトやナスには全く付かず、ピーマンにのみ群生しています。種名は未同定ですが、所謂典型的なカメムシこと、アオクサカメムシとフォルムがほぼ同じなので、カメムシ目カメムシ科には間違いないでしょう。



タッパーの中に捕まった憐れなカメムシたち。
虫の本能か、ピーマンの枝を振るとポロポロと足を縮めて落ちてきます。
そこを下から掬うようにキャッチ。逃したのは一匹づつ拾い集めます。
獲れたてのカメムシは逃げ出そうとするので、タッパーの蓋を閉じて弱らせて、水洗いしました。
水気を切り、小さなフライパンに油を敷き、軽く揚げるようにサッと炒めました。



できあがり。
元々1cm弱の小さなカメムシでしたが、炒めるともっと縮んでしまいました。
結構苦労して捕まえたのに、鳩の餌程度の量になってしまい、少し残念。


炒めたことでお腹の部分が膨らみ、シルエットはなんだかアブラムシのようです。
炒めている時から、香ばしい匂いが立ってきて、素材の味を大事にするため塩で頂くことにしました。

……しゃく、しゃく、と桜海老のような食感。

意外といけるではありませんか。
個体が小さすぎて、食べ応えがありませんが、悪くない味です。
サクサクといけて、酒の良いつまみになりそうです。
量が少ないのであっという間に食べあげてしまいました。

他に食べられる昆虫というと、セミの幼虫やカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)などですが、どちらの稀に我が家の庭でも発見できるので、是非味わってみたいものです。
カメムシは毎年駆除していますが、こうやって食べてしまえば駆除と食材集めで一石二鳥、なんとなくエコロジーな感じでいい感じですね。